浅く広くフレンドリー
ここでいうフレンドリーというのは、人にどんどん声をかけて友達の輪を広げるというような意味ではありません。
とりたてて人間関係を作ろうとおもって人に近づくというより、気がつけば友達ができているという結果論。
役に立つかもしれないから人脈を広げておこう、というような感覚はあまり強くありません。
野心家ではあるものの牡羊座はコミュニケーションにはけっこう無頓着だったりするのです。
楽しいと思う人たちと積極的に付き合っているうちに輪が広がったらいいけれど、もし広がらなければそれでOK。そんな割り切った考え方を持っています。
自分らしくいられる人とだけ、誠実にお付き合いしたいのが牡羊座です。
好き嫌いはハッキリ
好奇心のつよい牡羊座はだれとでもわけ隔てなくつきあいます。
ですが、それがずっと続くとは限りません。
出あった頃は、さまざまな人と知り合うことが楽しいものの、人の個性や特徴がわかってしまうと、その人たちに対して興味が薄れてしまったりするのです。
そして最終的には好き嫌いを(頭の中で)ハッキリと分けて、特定の人とだけ深くつきあったりします。
牡羊座が最初とてもフレンドリーなのは人に対する好奇心でいっぱいだから。
探検家が1つの秘境を探検して、それが終わると次の秘境を探していくようなかんじ。
そのため長く一緒にいると、最初のころと後半とでは牡羊座の態度が変化して見えたりします。
いずれにしても本人は直観に従ってそうしているだけで悪気が無い場合がほとんどです。
チカラ関係を計る
野生動物や、危険な地域に住む人たちは、出会った瞬間に相手の持つチカラや危険性などを見極めようとします。
生き延びるためには、自分と比べてどれだけ強いのか弱いのか、そういったことを言葉を介さずに本能的に感じとる必要があるのでしょう。
直観のするどい牡羊座もそういうところがあって、無意識のうちに相手と自分のチカラ関係を推し量ろうとする傾向があります。
とくに牡羊座はリーダーシップをとることも好みますから、相手が自分よりも下だと感じると、コントロール力を強めようとすることがあります。
逆に、太刀打ちできないほど相手のほうが上手だとわかるとさらりと身を引きます。
本人はこういうことを無意識のうちに行っているので気づきません。
相手が弱ければリーダーシップをとるのは自然なことと考えていたりします。