従属関係
牡羊座は、生まれながらにしてリーダーの素質をもっているため、多少なりとも自分のほうに主導権がある状態のほうが居心地良く感じるようです。
だからといって無理やり上に立とうとすることはありませんが、自分が主導権をにぎることができるような関係は嫌いではありません。
相手のペースにまきこまれたままの関係というのは、自分の個性が無視されてしまっているようで楽しくないのです。
また、相手の言うがままになることや、命令されることも非常に嫌がります。
役職や社会的立場の違いならまだしも、気持ちをコントロールしようとしたり、影響を与えようとしてくる人については我慢できないでしょう。
人に影響を与えるのは、牡羊座のほうが得意なのです。
感情的にまきこまれる
どんなに情熱的であっても、牡羊座は情緒的なタイプというわけではありません。
たまに何も考えずに突っ走ったり、感情を爆発させることはあるにしても、それはどちらかというと衝動にすぎず、あれこれと考えてのことではないのです。
実直でなにかとストレートなタイプな牡羊座は、他人の感情に巻き込まれてしまうことをとても嫌がります。
最初のうちはまだよくても、相手がいつまでもグチばかりいうようなタイプだとさらにイライラしてきてしまうでしょう。
悩む気持ちは理解できるのですが、その気持ちをいつまでも引きずっているのを見ると、なんだか気持ちが冷めていってしまったりします。
そのため感情的な人が多いグループや、そういったつながりの強い環境では牡羊座は浮いた存在になりやすいかもしれません。
抑圧される
自由に行動することを愛する牡羊座は、他人からあれこれ詮索されたり、指示命令されることを嫌います。
自分のすることについて、人にあれこれ干渉されたくないのです。
やむをえず聞いたふりをしたとしても、心の中では完全にスルーしていることも多いかもしれません。
上から押さえつけられることは、牡羊座の持つ外向きのエネルギーとは合いません。
そのため、学校の先生や職場の上司などが上から物をいうタイプだと、ついつい反抗したくなってしまうのでしょう。
自分の外向きのエネルギーを押さえ込もうとする対象は、とことん排除したくなります。
ですが多くの環境では上に人がいるものですから、いつも思い通りになるわけではありません。
そのためか、牡羊座は「聞いたふり」をするのが上手だったりします。