すぐれた察知能力
何かを考えるよりも前に直感で感じることができるのが、牡羊座の感覚の特徴です。
ヒトは外部からの刺激をいちど脳で処理してから理解しますが、牡羊座の場合はそのプロセスを飛び越してしまっているかのようです。
野生動物が本能的に察知するのに、すこし似ているかもしれません。
あえてじっくり観察したり熟慮しているというわけでなくても、とても的確だったりするわけです。
ただし牡羊座は周囲の状況を察知していたとしても、自分には直接関係がないと感じると、そのままスルーしてしまったりもします。
そのため、優れた感覚を持っているにもかかわらず、周りからはあまり空気を読まない人と思われていることもありえます。
実際の牡羊座は、周囲の状況をとても敏感に察知していても、それを社交的ツールとして使おうとしない不器用さがあるといえるかもしれません。
ファイター気質
かならずしも短気というわけではありませんが、牡羊座は頭に血がのぼりやすいタイプが多いといわれることがあります。
その理由は、牡羊座は生まれながらのファイター気質があるからです。
多かれ少なかれ「闘う」という感覚を無意識に持っているので、何かの拍子にその感覚を刺激されるとつい反応してしまったりするわけです。
これは男女関係ありません。
もちろんヒトを相手に闘うというのはスポーツ以外では問題がありますが、牡羊座のファイター感覚というのは現実的には、目標達成のために使われることが多いといえます。
自分が設定した目標をクリアするために自分自身や周囲に負けることなく
ゴールを手にするために闘うわけです。
おとなしそうに見えたとしてもいざというときには熱いファイター気質を発揮するのが牡羊座のすごいところといえます。
前進あるのみ
チャレンジ精神が旺盛だということは、つまり挫折が増える可能性がある
ということです。
挑戦しなければ挫折は限りなくゼロに近づきます。
そういう意味ではチャレンジ精神のかたまりのような牡羊座は、普通の人以上に失敗も多くなりやすいといえるかもしれません。
ですが、そこで簡単にめげないのが牡羊座のタフなところ。
だれでも落ち込むことはありますがそこで簡単にはくじけずに、たとえ時間をかけてもまた挑戦しようと立ち上がります。
どんなことがあっても後退せず、前進しようとするのは、牡羊座の本能的な感覚といえます。
「嘆いていてもしょうがない!」
「前に進むしかない!」
ということを感覚的に知っているわけです。
これはポジティブ思考ともまた少し違う牡羊座特有の前向きさといえます。
ただし、牡羊座はあきっぽい面があるので本当にそのまま前進したほうが良いのか、それとも切り上げるべきかという見極めが必要なこともあるかもしれません。