八方美人
周囲との調和を重んじることは大切なことではありますが、そのことに気を遣いすぎて、自分の個性を殺してしまうと、それは文字通りその牡羊座の心の死につながっていきます。
協調性を学ぶ必要はあるものの、嫌われることをおそれて八方美人な態度をとりつづけたなら、完全に自分らしさを見失ってしまうことでしょう。
人と仲良くしようと頑張って、それでも自分の個性を受け入れてもらえない場合は、皆に良い顔をするのではなく、自分の良い部分を伸ばすことに意識をむけるべきです。
牡羊座はまっすぐ生きていってこそ自分らしさを表現できるようになるのです。
もし口先だけのおべっかをつかってご機嫌とりばかりしていたら、その牡羊座はエネルギーを消耗してしまい、生きる道を見失ってしまうことでしょう。
協調性なさすぎ
自己エネルギーをうまく調整するのが苦手な牡羊座は、自分の価値観を中心につっぱしってしまうところがあります。
もちろん八方美人はいけませんが、協調性を学ばずにいるといつかピンチに陥ることになるでしょう。
人間関係は距離感やバランスが大切なものですが、牡羊座にはそのへんの感覚がつかみにくいところがあるようです。
「自分は自分だから」と言い張っていると、若いうちはまだしも、年を重ねていくにつれて周囲から浮いた存在になってしまうかもしれません。
相手にへつらうことなく、さまざまな人とオープンに付き合うことを心がけましょう。
率直な態度は牡羊座の大きな魅力のひとつですから、思いやりをもって接していたなら自然と人が集まってくることでしょう。
洗練されたふり
進歩しつづける現代社会では「洗練されている」という言葉は良い意味になります。
ですが洗練されているかどうかというのは、ある程度、生まれ持っての感性や資質などが関係あるように思えます。
本当の「洗練さ」というのは生活レベルではなく意識のあり方だからです。
そういう意味では、牡羊座の良いところは粗削りで大胆なエネルギーを持っていることといえます。
服装やスタイルではなく感受性の特徴です。
そんな牡羊座が必要以上に洗練されたふりをして自分をよく見せようとすると墓穴を掘ってしまう可能性が高まります。
牡羊座の本当の洗練された姿というのは、強い個性を輝かせた生き方の中でしか表現することはできないでしょう。
自分らしさを無視して振舞ったならば、牡羊座の良さは死んでしまいます。