じっと耐え忍ぶ
忍耐力に欠けるといわれる牡羊座ですが、じつはそうとも限りません。
辛いことを乗り越えるのができないのではなく、ただじっとしているのが苦手なのです。
なにもせずに静かにしているのは得意ではないものの、自分なりに行動できるなら耐えることができます。
イスに座らされて「何もしないでひたすらおとなしくしていて」といわれたなら、早い段階で飽きてイライラしまうでしょう。
牡羊座は基本的に思想家タイプではありませんから、物思いにふけったり考えをめぐらすことを楽しむタイプではありません。
そのため「何もするな」というのは牡羊座にとってはつらいことなのです。
試練に見舞われても、動き続けることで、そこから希望や喜びを見つけ出そうとするのが牡羊座の性質。
ただじっとしているのは苦行でしかありません。
根回しや裏工作
たとえどれほど成功を望んでいても、牡羊座は裏から手を回すということがどうにも苦手。
仕事でやらなければいけない場合はやむをえませんが、正々堂々と勝負をしていない気がして、どうも気がひけてしまうのです。
実際のところ、社会においては根回しというのが成功のカギになることは多いもの。
真正面からぶつかっていくとあっというまに玉砕してしまうこともあるでしょう。
人脈を駆使して裏から手を回すというのもよく行われることですが、やはり牡羊座は好みません。
「人脈を駆使する」ところまでは良いものの、裏工作がどうもいやなのです。
そのため交渉や外交的なことはあまり得意ではありません。
牡羊座は自分の人間力を最大限にのばすことで成功をつかもうと、努力をしていくタイプです。
おべっかと社交辞令
ウソを言うのが嫌いな牡羊座は、当然のことながらおべっかなどを嫌います。
お世辞を言うのは仕事などで必要に迫られたときのみ。
もちろん本当に良いと思ったら褒めますが、そうでない場合はほとんど何も言いません。
同時に、自分がお世辞をいわれることも嫌がります。
それどころか相手がウソを言っているのがわかると腹立たしくさえ感じるかもしれません。
社交辞令の必要性は理解できるものの、牡羊座は自分から率先して言うことはあまりないでしょう。
年を重ねてくると生きる術としてお世辞を覚えたりしますが、牡羊座はおべっかのセンスがイマイチのまま。
無理に相手を持ち上げようとすると、それがお世辞だとすぐばれてしまいそうです。