自分軸で考える
「自己中心的」という言葉がありますが、これは一般的にあまり良い意味で使われないことが多いですよね。
牡羊座はまれに、自己中心的と言われることもあるのですが、じつは悪い意味ではありません。
牡羊座の思考の特徴として「自分軸で考える」というのがあります。
これはどこに主に視点を持っていくかということです。
12星座の始まりに位置する牡羊座のエネルギーは、人間の成長段階でいうと赤ちゃんのような段階ということができます。
生きるエネルギーに満ちていますが、周囲のことを気にかける余裕はまだありません。
まずは自分が何をしたいのか、何をすべきかを考えて、それをストレートに行動に移す傾向が強まります。
ただしこれは、あくまでもエネルギーの質のことなので、性格的に自己中心的ということではありません。
実際、気遣いができる牡羊座の方は沢山いらっしゃいます。
牡羊座は、自分の存在価値観を確かめるために生きている、ともいえますから、
自分を中心にして物事を考えるのは、ある意味で自然なことといえます。
社会性や力のバランスを微調整しながらものごとを考えていくというのは、牡羊座にとってはあまりしっくりくる考え方とはいえません。
一方向に向かう
なかなか自分では気づきにくいものですが、思考には、エネルギーの性質とか方向性というものがあります。
そして牡羊座の場合、思考エネルギーは
1つの方向に集中して向かいやすいという特徴があります。
世の中には意識を分散したり、一度に複数のことをこなすのが得意な人がいますが、
牡羊座の思考は、一方向に向かいやすく、さらに直線的になりやすいといえます。
物事を深く掘り下げいったり、複数のものを調整しながら考えるというのは、牡羊座の性質が強い場合は、あまり得意とはいえません。
普段の生活では特に問題なくても、人生の大きな方向性を決めなければならないようなときは、一度思い込むと1つのことしか考えられないということもありえます。
例えるなら、牡羊座の思考エネルギーはロケットエンジンのようなもの、といえるかもしれません。
爆発的なエネルギーをもってまっすぐ進もうとするわけです。
そのため途中で燃料が切れてしまうと推進力を失いやすい、つまり飽きてしまうこともあったりするかもしれません。
現実的でも奇跡は信じる
牡羊座の行動はけっこう大胆で周囲を驚かせることもあったりします。
ですが基本的に牡羊座はものごとを現実的に考えるほうです。
フワフワと地に足がつかないタイプというわけではありません。
もし夢見がちな人がいたとしても、それを夢では終わらせず、どうにか現実にしようと考えていたりします。
行動が伴わない空想は、牡羊座にとってはあまり意味が感じられないといえます。
また抽象的な事柄を理解することがあまり得意ではない牡羊座は、シンプルでわかりやすい物事に関心を持ちやすいといえるかもしれません。
さらに牡羊座は、たとえば目に見えない世界などをあまり重視するほうではありませんが、
もしそういうことがあったとしても、あえて拒否せず受け入れる、というオープンさも持っています。
現実的でありながら、もし奇跡がおきたらそれをストンと受け止めることができる牡羊座は、まっすぐで素直な思考を持っているといえます。